★☆★------------------------------------------------------
日々考える。日中を考える。
~元気な日本をもっと世界に~
-----------------------------------2013.04.26---第025回号---
こんにちは。作者の井上光晴です。
中国で日本人として最前線で働く者として、
もっと日本に元気になってもらいたい。
日本で報道されているまがった状況ではなく、
正しい情報をあなたにお伝えできればと思い
メールマガジンを配信しています!
難しい用語は使わず、さらっと、楽しみながら
読んで行っていただけるメルマガにしますので、
末長くお付き合いしていただけたら幸いです。
---------------------------★☆★---------------------------
皆さんこんにちは。
先週は韓国済州島に行ってきました。
以前メルマガでも取り上げましたが、
やはり観光に力入れてますね~。
免税店なんてみんな中国語離せましたし、
大多数は日本語しゃべれました。
さすがです。日本も見習わなければいけませんね。
★☆★『こんな本読んでます』--------------------------------
◆2012.12.10:P&G ~一流の経営者を生み続ける理由~
ISBN 978-4-396-65050-6 作者 和田浩子
----------------------- 一部掲載 ----------------------
「一緒に働いていた人たちと、信じられないほど親密につながっていた・・・
彼らが何を考え、どう考えているのか、何に情熱を燃やしているのかが
分かっていることによる親密さ、共通の目標を持ち、
その達成に打ち込むことからくる親密さ、互いに正直で率直であるがゆえの親密さ、
何ものもわれわれを阻止できない---
我々の運命はわれわれが握っているという信念とともに持つことの親密さがあった。
我々は素晴らしいことを達成しなければならないという企業文化を作り上げていた。」
~ジョン・ペパー(ウォルト・ディズニー社会長)~
----------------------- 一部掲載 ----------------------
世界でいろいろの会社で活躍している、元P&Gの方々に
インタビューをしてP&Gストーリーとして記載されている。
内容は簡単だが、一貫して企業文化に対して
熱く語る元P&Gの方々が語るメッセージが記されている。
日本企業の経営者にも見ていただきたい一冊。
Mitsuharu Inoue Home Page
●Book reviews:書籍レビュー ログ
https://www.mitsuharu0809.com/book/
★☆★『目次』----------------------------------------------
◆変わる中国
~急速な先進国病~
Mitsuharu Inoue Home Page
●E-mail newsletter:メールマガジン
★https://www.mitsuharu0809.com/newsletter/
---------------------------★☆★---------------------------
◆変わる中国
~急速な先進国病~
中国は今まで安い労働欲を使い大量生産をする規模の最大化で成長してきた。
そして中国国内で製造した商品を安かろう悪かろうから、
低価格の品質の良い商品へと成長させ、そして経済を発展させてきた。
中国政府が目指している所得倍増計画(※1)
いわゆる大量生産の現場では働くワーカーの賃金が上がる事になる。
経済の発展とともに、安い労働力で発展するのではなく、
巨大なマーケットとして中国の明るい未来に向けて
大きな決断をしている、まさに真っ最中だ。
---------------所得倍増計画(※1)---------------
2012年度、中国共産党第18回党大会で掲げた、
2020年に国内総生産(GDP)と国民1人当たりの収入を
2010年の2倍にするという目標。
---------------所得倍増計画(※1)---------------
今までは中国の経済が大きくなっても中国の人口も増加現象にあるため、
労働力は対して困るような問題ではなかった。
それが変わろうとしている。
「多産多死」から「少産少死」へ変化している。
中国は少子高齢化の時代に突入している。
2011年に、全人口に占める14歳以下年少人口は16.5%、
65歳以上高齢人口の比率は9.1%となっており、
15?59歳の生産年齢人口は2012年に93,727万人と前年より345万人減少した。
少子化はこのまま進むと、近い将来、生産年齢人口が急減し、
加速する高齢化によって社会保障などの負担も重く圧し掛かるとみられている。
男女比率も問題になってきている。
生物学的には、人間の出産時の性比は
男性100に比べ女性103?107で安定する。
しかし2000年では120、2010年に118となっている。
これは生まれる前か生まれた後の女児が人為的に命を絶たれている数値だ。
妊婦に赤ちゃんの性別検定を受けさせ、
女の子だと分かると人工中絶などを強要する違法行為はまだある。
1982年人口は、
14歳以下 33.6%
65歳以上 4.9%
2000年人口は
14歳以下 22.9%
65歳以上 7.0%
2010年人口は
14歳以下 16.6%
65歳以上 8.9%
高齢人口比率が7%から14%へ移行する期間は
西欧やアメリカなどでは半世紀以上、
日本では24年間(1970年?94年)だった。
中国の高齢者割合は2025年に14%になると予測される。
中国は日本とほぼ同じ速度で高齢社会へ突入しようとしている。
中国は上にもあげたような、非人道的な行為、
あまりにも急速な変化と不安要素は数多くあるが、
しかし高齢化社会はそんなにも悪いことなのだろうか。
仮に悪いとしたときに解決方法はあるのだろうか?
実は人間の寿命と一人当たりGDPには関連性がある。
簡単に言えば、GDPが上がると工業衛生がよくなり、
色々な危険を避ける事が出来寿命が長くなるというものだ。
もちろんだからと言って正比例するものではないが、
あるデータによると
1,500ドル 50歳未満
2,500ドル 60歳程度
5,000ドル 70歳程度
10,00ドル 73歳程度
20,000ドル 77歳程度
と一人当たりGDPが5,000までは大きな差がある。
ちなみに中国2011年の段階で
一人当たりGDPが5,000を超えてない地区は以下の通り。
左から 地区 一人当たりGDP(ドル) 人口(万人)
海南 4,436.8 877.4
山西 4,780.9 3,593.3
湖南 4,607.4 6,595.6
河南 4,489.3 9,388.0
江西 3,994.2 4,488.4
安徽 3,918.5 5,968.0
新彊 4,606.8 2,208.7
青海 4,452.9 568.2
四川 4,042.5 8,050.0
広西 3,903.1 4,645.0
チベ 3,118.8 300.2
甘粛 3,037.8 2,557.5
雲南 2,946.4 4,596.6
貴州 2,543.8 3,469.0
全国平均 5,416.7 134,735.0
一人当たりGDPが五千以下が 57305.9万人
約5億7300万人もいるのだ。
彼らの生活水準を上げることが高齢化の原因の一つでもある。
これまでその他国々の高齢化は緩やかで、
中国はそのあまりにも早い経済発展の影響で、
高齢化社会がとても早く問題とされているが、
自分は、まずしい地域の方々の生活を早く良くすることが、
悪いことだとは思えない。
中国は一刻も早く高齢化国日本に学び、
日本の様な社会保険の崩壊に向かうような制度ではなく、
新しい制度の導入を今すべきだ。
色々な問題を抱える中国。
周辺国と争うのではなく、手を取って発展していってもらいたい。
---------------参考資料---------------
環太平洋ビジネス情報 RIM 2011 Vol.11 No.40
https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/rim/pdf/5335.pdf
中国における少子高齢化とその社会経済への影響
https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/jrireview/pdf/6642.pdf
日本人の寿命と死亡率の推移 - 石川県保険医協会
https://ishikawahokeni.jp/hattori/102.pdf
---------------参考資料---------------
------------------------------------------------------★☆★
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
ご意見、質問等ありましたら『 hoborage0809@gmail.com 』
までご連絡ください~!
ではまた次回でお会いしましょう~!
------------------------------------------------------★☆★
★☆★------------------------------------------------------
日々考える。日中を考える。
~元気な日本をもっと世界に~
------------------------------------------------------★☆★
★登録/解除:
https://archive.mag2.com/0001578942/index.html
☆お問い合わせ:
hoborage0809@gmail.com
★過去ログ:
https://www.mitsuharu0809.com/newsletter/
---------------------------★☆★---------------------------
☆発行責任者:井上光晴 Inoue Mitsuharu
◆Mitsuharu Inoue Home Page
https://www.mitsuharu0809.com/
◆facebook(https://www.facebook.com)
ID:Mitsuharu inoue
★☆★------------------------------------------------★☆★